シーズン中は、技術練習と試合に追われて、身体づくりにかけられる時間は限られます。だからこそ、試合のないオフシーズンは「身体を作り変えられる唯一の季節」です。プロ野球やJリーグの選手のオフのコンディショニングを担ってきたJPECの現場から、春に伸びる選手が必ず押さえている3原則を解説します。
オフシーズンこそ最大のチャンス
シーズン中は、疲労を残さないことが最優先になります。大きな負荷をかけて身体を作り変えるには、回復の時間が足りません。つまり、土台から身体を変えられるのはオフシーズンだけ。ここをどう過ごすかで、翌シーズンのパフォーマンスは大きく変わります。
プロの選手も例外ではありません。シーズン終盤に落ちた筋力や可動域を取り戻し、さらに一段引き上げる。その作業をオフに丁寧に行った選手が、翌シーズンに飛躍します。

原則①:まず土台、競技動作は後
オフに小手先の技術練習を増やすより、下半身と体幹の筋力、そして股関節・肩甲骨の可動域を整えるほうが、結果的にパフォーマンスは上がります。土台が小さいまま技術だけを磨いても、出力の上限はすぐに頭打ちになるからです。
「競技に直結する練習」をしたい気持ちはわかりますが、オフの前半はあえて土台づくりに振り切る。この順番を守れるかどうかが、伸びる選手とそうでない選手の分かれ目です。
原則②:重量より動作の質を優先する
成長期の選手はとくに注意
高校生・中学生のウェイトトレーニングで一番怖いのが、フォームが崩れたままの高重量です。成長期の身体に無理な負荷をかけると、ケガや成長への悪影響につながりかねません。正しいスクワットができてから重さを足す。この順番を絶対に飛ばさないでください。
プロも基本を丁寧に
意外に思われるかもしれませんが、プロ選手ほど基本のフォームを丁寧に確認します。重い重量を扱えることより、狙った筋肉に正しく効かせ、競技動作につなげられることのほうが、競技力に直結するからです。
原則③:栄養と回復もトレーニングの一部
オフに身体を大きくできない選手の多くは、単純に食べる量とタンパク質が足りていません。どれだけトレーニングをしても、材料がなければ身体は変わりません。練習後の補食から見直すだけでも、変化は出てきます。
そして、追い込んだ分だけ回復が必要です。睡眠と休養日をきちんと取ることも、立派なトレーニングの一部。「いつ抜くか」まで設計できて、はじめてオフの取り組みが実を結びます。

まとめ
オフシーズンの3原則は「①まず土台 ②重量より動作の質 ③栄養と回復もトレーニング」。試合のない時期こそ、来季のために身体を作り変える最大のチャンスです。プロの現場で培ったS&Cを、あなたの競技に合わせて。まずは体験でご相談ください。